今それがブラ（ボーラッと発音）と呼ばれ、山を越えて海に向って流れる北東の風で、晴れた身が引き締まるような寒い天気を運んできます。冬の間ボーラッの突風は、時速300キロまでも達することがあります。 ブラに関連したものはブリンで、夜毎の夏のそよ風でほとんど北東の風です。

トラモンタナは、ストレートの北風タイプで、ブラに似ています。ただブラのような強い突風の力はありません。ブラよりずっと安定していて、ブラほど冷たくありませんが、はっきりした天気を予告するものです。名前は、ラテン語からで、山を越えてくる風の意です。

いつも好まれるクロアチア沿岸の風は、マエストラルです。古代から知られ、その新鮮さの効果は、古代ダルマチアの都市の建物のパターンを決定しました。十時ごろから北西から西へ吹き、午後二時ごろ最高になり日没には止みます。夏にこの風が無いときは、ユゴの風が来て悪天候になります。

ブラに対するものは、ユゴで(発音はユゴッ)です。南東の風で、常に悪天候を予告し、雨と低圧/高水分をもたらします。強風になることがあり、大きい深い波を伴います。この風は、人の体の調子を崩すので、ドゥブロヴニク共和国時代には、ユゴが吹いている間法廷は、通常休廷になっていました。

プラヴァツ　マリは、ダルマチアの海岸で生育する主要なブドウ種で、その赤ワインです。ワインは、アルコール分（12～17%）でタンニンがあり、コクがあります。芳香は、通常、ブラックベリー、ダークチェリー、コショウ、スパイス、ココアのなどです。最高のプラヴァツは、ぺリェシャツ半島、フヴァル島、ブラチ島のものです。

バビチは、だいたいプリモシュテンとシベニク周辺で生育しています。このブドウ種からのワインは、高い度合いのタンニンとアルコール分（11,5から13％）を有し、熟成も高いとされています。ほとんど紫色で、プラヴァツ　マリと比較すると、バビッチは穏やかな赤です。

マラシュティナ（あるいはルカタツとして知られている）は、ダルマチア全体の小区域に存在するもう一つのブドウ種で、その白ワインです。芳香が高くジューシーなワイン、フルーティーさとミネラル仕上げで、中から高いアルコール分があります。

ヴァガヴァはヴィスの離島を中心に栽培されていて、その白ワインは、豊かで力強いです。色は、深いゴールデンイエローで、コクがあって、バニラ、クローブ、リンゴ、柑橘類やセージの心地よい香りがあります。

フヴァルのバグダヌシャハイルス。色は緑から黄金色で、快いフレッシュさがあり、軽くてフローラルなアルコール分12 %の辛口白ワインです。

ポシプは、主にコルチュラ島のチャラとスモクヴィツァ周辺で育成する地元のブドウ種で、その白ワイです。アルコール分12～13%の軽いワインです。14℃ぐらいに冷やして、白身魚や生ハム、パグのチーズなどでお楽しみください。